それでも、頑張るしかない

地獄でなぜ悪い フィクション

憂鬱な気持ちで発電できないか

このまま頭がおかしくなるんじゃないかというくらい、憂鬱なときがある。絶望的なことに、よくある。私の場合は、月曜日の朝起きたときがそうだ。これから仕事に行き、働かなければならないという現実に、比喩ではなくめまいが起こる。嘘であってくれと思う。もちろん嘘なわけがない。かすかな願いをこめて、5分くらい二度寝をしてみるが、当たり前だが状況は変わってない。むしろ悪化している。

そんなとき、朦朧とした頭で、よく思うことがある。この憂鬱さを電気に変えられないかということだ。俺は、相当量の発電をしてみせる自信がある。俺の鬱を役立てたい。俺の鬱でみんなを照らしたい。火力、水力、原子力に鬱力発電も並べないだろうか。