それでも、頑張るしかない

地獄でなぜ悪い フィクション

AKBを応援している

ちょうど、新型コロナが始まった2020年3月あたりから、AKB48に興味を持った。

そのころの私は、健康と精神に明確に問題があった。今も問題あるのかもしれないが、今の比ではなかった。問題があるだけなら、ゆっくりしていればいいのだが、その状態で仕事をしないといけない。これがキツイ。仕事は、心身ともに健康なときでさえ厳しいものだ。それに、心身ともにボロボロの状態で立ち向かえない。いったいどうすればいいんだ。そんな状態で、AKBにハマった。

AKBがいるから頑張れる、というほどでもなかったが、生活に彩りが出た。確実に出た。単純に好きな曲もたくさん増えた。12年くらい遅れだが、AKBにハマる人の気持ちが分かった。

まず、かわいい。曲がいい。しかし、なによりも、歴史がおもしろい。この人が選抜に入っただとか、落ちただとか、なんかの企画で何位になっただとか、はたから見てたら何が面白いか分からないかも知れないが、確実に面白い。その変遷が面白い。はっきり言ってのめり込む。まるで、物語を見ているようだ。誰々が好きと言うよりは、AKBという仕組みそのものが好きだ。つまり、箱推しということになる。AKBそのものも、そのメンバーも、運営も、そのファンも、全て応援したくなる。

 

そもそもAKBは私が高校生くらいのときから人気があったので、もちろん昔から知っていた。当時すごい人気だった。そのころの私は、神7のメンバーなどは言えたが、まあ、CDを買うこともなければ、番組を見ることもなく、そのぐらいであった。ただ、どちらかと言えば好意的であったと思う。メンバーもかわいいと思っていたし、曲もいいと思っていた。ヘビーローテーション、エブリデイカチューシャとか、いい曲だなと、心から思っていた。

何より、AKBを好きと言っている当時の私の友達達が、軒並みいい奴らだった。そして、なんというか、いい感じで応援していた。高校生とか大学生なりに、お金をかけ、かつ、応援していると言っても全てを依存するほどの傾倒はせず、節度を守っていた。要はいいファンだった。

ネットでは、握手券商法や恋愛禁止がネガティブに語られることもあった。握手券に毎月何万円かけてるファンとかが、問題になっていることもあった。ただ、私がリアルに知っている友人が、いい奴らだったので、アイドルオタク全般に関して、悪いイメージを持つということはなかった。

 

今のAKBには、残念ながら当時ほどの人気はない。でも、私は応援している。昔もよかったけど、今の方がいいと思う。なんというか、ほんわかしてていいと思う。これからも、メンバーが卒業したり、炎上したり、番組が終わったり、新曲が一位を取れなくなったり、いろいろあるのかもしれないが、それでもAKBを応援し続けたいと思う。