それでも、頑張るしかない

地獄でなぜ悪い フィクション

意味のない疲れ

無意味な作業でものすごく疲れた。頭が悪いから、時間がたくさんかかる。さらに作業自体も根本的に間違えていることが多い。結果として、長時間かけた、力作のゴミを作り出す。意味のなさがすごい。翌日の朝に、上司から酷評のメールが来る。私はそれを見て、悲しくなる。最初のころはなにくそと思っていたが、今はただただ悲しくなる。この一連の流れがセットだ。今のところ、解決策はない。解決策だと思ってやったことが、毎回根本的に間違えている。上司の指導は理解できるが、当然まったく同じ仕事は二度と来ないため、再現性がない。というか、俺はほんの少しの応用さえできない。

とにかく俺は疲れている。うんざりしている。この10年間、うんざりしている。いや、もっと前の、学校に通っていたころからうんざりしている。でも、うんざりするだけだ。