それでも、頑張るしかない

地獄でなぜ悪い フィクション

俺の怒りで地球を燃やす

一年に20回くらい、耐えられないくらい屈辱的なことを言われる。しかし、その全てに俺は耐える。とりあえず、耐える。というか、耐えないというのはどういう状態なのか。

その20回の中で、数回は同一人物によるものだ。そいつを、俺はマークする。こいつは許さねえ。いつか、とんでもない目に合わせてやる。そのいつかのために、耐える。作戦を練る。証拠を集めておく。ここぞという瞬間を、俺は待つ。そのここぞというのは、相手が、一般的にひどい言葉を俺に浴びせた時でもあるが、同時に、俺がブチギレることができる瞬間でもある。強いものに歯向かうのは、いくら怒っていても怖い。いくら俺が正しいという証拠が残っていても怖い。だから、そのブチギレを、ある意味理性的に利用する。

とにかく、ただじゃおけない奴が多すぎる。日々、憎しみだけが増大する。