それでも、頑張るしかない

地獄でなぜ悪い フィクション

守るものはないのに、身バレが怖い

題名で全てを言ってしまった。

私には何もない。本当に何も持っていない人間だ。それを目指したわけではなく、能力が低かったりして、なんかこうなってしまった。この「なんか」の中にはいろいろな苦悩や試行錯誤があるのだが、というか、私の人生はこの「なんか」に全てが集約されているのだが、いまその話はいい。

私は一応、働いている。毎日惨めな気持ちになりながらも、どうにかこうにか働いている。働いているというか、持ち堪えているという表現が正しいかもしれない。

 

私は、それでも、この惨めな日常を守ろうとしている。ニヒリストを気取ってはいるが、これより下には落ちたくない。達観したふりをしているだけで、まったく達観できていない。どこまでも、私の悩みは俗世的だ。

 

会社の人や、友人や、家族に、私はこのブログを書いていることが、バレたくない。そもそも誰も見てないので、バレるも何もないのだが、それでもバレたくない。我ながら、面倒くさい性分だと思う。

というわけで、このブログには、身バレする可能性があるような具体的なエピソードは登場しない。ひたすら抽象的なブログになる。

面白いかどうか、ためになるかどうかより、安全第一だから、しょうがない。私は臆病者なんだ。